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最初は別名で呼ばれていたシャトーマルゴーが今の製品に近くなったのは、18世紀だと言われています。その頃フランスでは、ワインの醸造技術が大幅に進歩したのだとか。この時代といえば、ルイ15世の治世ですね。皆さんご存じの通り、革命前のフランス王宮 が最も華やいでいた時期のことです。
当時、王宮では毎日とてつもない分量の食べ物が消費されていたと聞いています。噂によると、イギリスで一週間で使う食材を、パリでは一晩で使いきってしまうと書いた方もいるのだとか。その中にはもちろん大量のワインも含まれていることでしょうね。とは言っても、シャトーマルゴーを飲むことができたのは、ごく一部の人だとは思いますが。
これだけの昔から愛されてきたシャトーマルゴーは、現在ももちろん高級品です。これを王宮に持ち込んだ王の愛妾たちの名でも冠したかのように、貴婦人のワインと呼ばれています。それは味を語ってのことですが、シャトー自体もとても美しいのですよ。並木道の先にある白い建物は青空にも木々の緑にもよく映 えますし、中央に並ぶ太い柱はまるで宮殿のよう。女性っぽいと称されるあのシャトーマルゴーがここで作られていると言われたら、視覚的なイメージだけで深く納得してしまえると思います。
フランスは芸術を愛し農業を大切にしている国ですが、この素晴らしいブドウを使った美味しく美しいワインは、まさに両方を兼ね備えていると言えるでしょう。現在も愛される理由がわかるというものです。
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