我が家では毎年年末に、通販を利用します。目的はもち ろんおせち料理です。
以前は母や祖母と一緒に作ったものですが、あれって結構手間がかかりますからね。
祖母が亡くなり母も年をとった今、自分がメインとなってチャレンジする気はまったくおこりません。だからこそ、どこか有名どころにお願いして、年始は美味しい物をいただきましょうとなるわけです。
通販が届くのは、毎年大みそかのことです。
一応それなりの保存期間があるとはいえ食べ物ですから、まさか一週間も前に届けることができるはずもなく、発注する業者も、運送会社も、さぞ大変でしょうね。
しかしこちらは彼らの努力のおかげで、年末をゆっくり過ごすことができ、とても感謝しています。ちなみにおせちを選ぶのは母の仕事です。
カタログをじっくり見比べて、当然内容と値段と の兼ね合いで、決めていきます。
ところが何年か前は、大変なことが起こりました。
おせちの通販が二件、我が家に届いたのです。ひとつは自分達が頼んだもの、もうひとつは遠方に住む叔母からでした。
お年始代わりにと言うことだったのですが、さすがにあの分量は食べきるのが大変でしたね。毎朝毎晩、おせち料理。さすがに開きました。
それでも翌年も、相変わらず注文してしまった私達。
おばの方は今度は「じゃあクリスマスにするわ」と言ってくれて、その頃にケーキが届いたことを覚えています。こんな簡単に美味しいものが食べられるって、本当に通販は素敵です。